日本一戦略的に声優になる方法

仕事がないって嘆く前にこのブログを見よ!戦略的に声優として活躍する方法

声優志望に教えたいセリフより大切な練習方法

気づいたらセリフばかり練習していない...?

声優志望者の方に質問します。日々の練習には何をしていますか?

「気づいたら自分の好きなセリフをひたすら練習している」人は要注意。

 

 

その練習を続けていても上手くはなりませんよ、本当に声優になりたければ基礎から練習してくださいね。

 

 

では、声優の基礎練とはなんなのか。滑舌練習?それも一つの大事な練習。

 

 

 

でも、演技や発音、滑舌、さらには記憶力まで全て含めた最も良い練習法があるのです。

 

 

 

それは外郎売り」です。

 

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外郎売り」とは

外郎売りとは商人が薬(外郎)の効能を述べるもので、

享保3年に江戸森田座で2世、市川団十郎が初演しました。

 

 

滑舌や発音、演技まで全て学べるので声優やアナウンサーの代表的な教材となっております。

 

 

声優業界の方には外郎売りを暗記するのは当然と考えている人も多数います。

この外郎売りを暗記して、初めて声優志望のスタートラインに立てると言っても過言ではありません。

 

 

J-POPアーティストの歌詞5曲分ほどの長さはある気がしますが、小分けにして毎日の日課にすれば3ヶ月で十分覚えることができる量かと思います。

 

 

以下、外郎売り本文です。

 

外郎売りの本文

 

 

 

 

拙者(せっしゃ)親方(おやかた)と申すは、御立合(おたちあ)いのうちに、ご存知のお方(かた)もござりましょうが お江戸を立って二十里(にじゅうり)上方(かみがた)、相州(そうしゅう)小田原(おだわら)、一色町(いっしきまち)をお過ぎなされて、 青物町(あおものちょう)を登(のぼ)りへお出(い)でなさるれば、欄干(らんかん)橋(ばし)虎屋(とらや)藤右衛門(とうえもん)、ただ今は剃髪(ていはつ) いたして円斎(えんさい)と名のりまする。
元朝(がんちょう)より大晦日(おおつごもり)まで、お手に入れまするこの薬は、 昔、ちんの国の唐人(とうじん)、外郎(ういろう)という人、わが朝(ちょう)へ来たり、帝(みかど)へ参内(さんだい)の折(おり)から、 この薬を深く籠(こ)め置き、用(もち)ゆる時は一粒(いちりゅう)づつ、冠(かんむり)のすき間より取り出(い)だす、依(よ)って その名を、帝(みかど)より「頂(とう)透(ちん)香(こう)」と賜(たまわ)る。
すなわち文字(もんじ)には、「いただき、すく、におい」 と書いて「とうちんこう」と申す。
ただ今はこの薬、ことの外(ほか)、世(せ)上(じょう)に弘(ひろ)まり、 ほうぼうに似(にせ)看板(かんばん)を出(いだ)し、イヤ小田原の、灰俵(はいだわら)の、さん俵(だわら)の、炭俵(すみだわら)のと、 いろいろに申せども、平仮名(ひらがな)をもって「ういろう」と記(しる)せしは親方円斎(えんさい)ばかり、 もしやお立ち合いのうちに、熱海か、塔(とう)の沢(さわ)へ湯治(とうじ)にお出(い)でなさるか、 または、伊勢(いせ)御参宮(ごさんぐう)の折からは、必ず門(かど)ちがいなされまするな。
お登りならば右(みぎ)の方(かた)お下(くだ)りなれば左側、八方(はっぽう)が八(や)つ棟(むね)、おもてが三(み)つ棟(むね)玉堂(ぎょくどう) 造(づく)り、破風(はふ)には菊に桐のとうの御紋(ごもん)をご赦免(しゃめん)あって、系図(けいず)正しき薬でござる。
イヤ最前(さいぜん)より家名(かめい)の自慢ばかり申しても、ご存知ない方には、正身(しょうしん)の胡椒(こしょう)の 丸呑(まるの)み、白河(しらかわ)夜船(よふね)、さらば一粒(いちりゅう)たべかけて、その気(き)見合(みあ)いをお目にかけましょう。 先(ま)づこの薬を、かように一粒(いちりゅう)舌(した)の上にのせまして、腹内(ふくない)へ納(おさ)めますると、 イヤどうも言えぬは、胃(い)、心(しん)、肺(はい)、肝(かん)がすこやかに成(な)って、薫風(くんぷう)喉(のんど)より来たり、 口中微(こうちゅうび)涼(りょう)を生(しょう)ずるがごとし、魚(ぎょ)鳥(ちょう)、きのこ、麺類(めんるい)の食い合わせ、その外(ほか)、万病(まんびょう) 速効(そっこう)あること神(かみ)の如(ごと)し。
さて、この薬、第一の奇妙には、舌(した)のまわることが、銭(ぜに)独楽(ごま)がはだしで逃げる、 ひょっと舌がまわり出すと、矢も楯(たて)もたまらぬじゃ。
そりゃそりゃそらそりゃ、 まわってきたは、廻(まわ)ってくるは、アワヤ喉(のんど)、サタラナ舌(ぜつ)に、カ牙(げ)サ歯音(しおん)、ハマの 二つは唇(くちびる)の軽重(けいちょう)、開合(かいごう)さわやかに、アカサタナハマヤラワオコソトノホモヨロオ、 ひとつへぎへぎに、へぎほしはじかみ、盆まめ、盆(ぼん)米(ごめ)、盆ごぼう、摘(つみ)蓼(たで)、つみ豆、 つみ山椒(さんしょう)、書写山(しょしゃざん)の社(しゃ)僧正(そうじょう)、粉(こ)米(ごめ)のなまがみ、粉米のなまがみ、こん粉米のこなまがみ、 儒子(しゅす)、緋儒子(ひじゅす)、儒子、儒珍(しゅっちん)、親も嘉兵衛(かへい)、子も嘉兵衛、親かへい子かへい、子かへい 親かへい、古栗(ふるくり)の木の古切口(ふるきりくち)、雨がっぱか、番(ばん)合羽(がっぱ)か、貴様(きさま)のきゃはんも皮(かわ)脚(ぎゃ)絆(はん)、 我等(われら)がきゃはんも皮(かわ)脚(ぎゃ)絆(はん)、しっかは袴(ばかま)のしっぽころびを、三針(みはり)はりながにちょと 縫(ぬ)うて、ぬうてちょとぶんだせ、かはら撫子(なでしこ)、野(の)石竹(ぜきちく)、のら如来(にょらい)、のら如来、三(み)のら 如来に六(む)のら如来、一寸先(いっすんさき)のお小仏(こぼとけ)に、おけつまづきゃるな、細(ほそ)溝(みぞ)にどじょにょろり、 京(きょう)の生(なま)鱈(だら)、奈良なま学(まな)鰹(がつお)、ちょと四五貫目(しごかんめ)、お茶立ちょ、茶立ちょ、ちゃっとたちょ、 茶立ちょ、青竹茶煎(あおだけちゃせん)で、お茶ちゃと立ちゃ。
来るは来るは、何が来る。
高野(こうや)の山の おこけら小僧(こぞう)、狸(たぬき)百匹、箸(はし)百ぜん、天目(てんもく)百ぱい、棒八百本、武具(ぶぐ)、馬具(ばぐ)、武具、馬具、 三(み)ぶぐばぐ、合せて武具馬具六(む)武具馬具、菊、栗、菊栗、三(み)菊(きく)栗(くり)、合せて菊栗、六(む)菊(きく)栗(くり)、 麦ごみ、麦ごみ、三(み)麦(むぎ)ごみ、合せて麦ごみ六(む)麦(むぎ)ごみ、あのなげしの長なぎなたは、誰(た)が なげしの長薙刀(ながなぎなた)ぞ、向こうのごまがらは、荏(え)の胡麻(ごま)がらか、真(ま)胡麻(ごま)がらか、あれこそほんの 真胡麻がら、がらぴいがらぴい風車(かざぐるま)、おきゃがれこぼし、おきゃがれこ法師(ぼし)、ゆんべも こぼして又こぼした、たあぷぽぽ、たあぷぽぽ、ちりから、ちりから、つったっぽ、 たっぽだっぽ一丁(いっちょう)だこ、落ちたら煮てくを、煮ても焼いても喰われぬものは、五徳(ごとく)、鉄きゅう、 かな熊(ぐま)どうじに、石(いし)熊(ぐま)、石持(いしもち)、虎(とら)熊(ぐま)、虎きす、中にも東寺(とうじ)の羅生門(らしょうもん)には茨城(いばらぎ)童子(どうじ)が うで栗五合(ぐりごんごう)つかんでおむしゃる、かの頼光(らいこう)のひざ元(もと)去(さ)らず、鮒(ふな)、きんかん、椎茸(しいたけ)、定(さだ)めて ごたんな、そば切り、そうめん、うどんか、愚鈍(ぐどん)な小新発(こしんぼ)知(ち)、小棚(こだな)の、小下(こした)の、小桶(こおけ)に、 こ味噌(みそ)が、こ有(あ)るぞ、こ杓子(しゃくし)、こもって、こすくって、こよこせ、おっと、がってんだ、心得(こころえ)たんぼの、 川崎、神奈川、保土ヶ谷、戸塚は、走って行けば、やいとを摺(す)りむく、三里(さんり)ばかりか、 藤沢、平塚、大磯(おおいそ)がしや、小磯(こいそ)の宿(しゅく)を、七つおきして、早天(そうてん)そうそう、相州小田原 とうちんこう、隠れござらぬ貴賤(きせん)群衆(ぐんじゅ)の、花のお江戸の花(はな)うゐろう(ういろう)、あれあの花を見て、 お心を、おやはらぎやという、産子(うぶこ)、這(は)う子に至るまで、このうゐろうのご評判、ご存知 ないとは申されまいまいつぶり、角(つの)だせ、棒だせ、ぼうぼうまゆに、うす、杵(きね)、すりばち ばちばちぐゎらぐゎらぐゎらと、羽目(はめ)をはずして今日(こんにち)お出(い)での何(いづれ)茂(も)様(さま)に、上(あ)げねばならぬ、 売らねばならぬと、息(いき)せい引っぱり、東方(とうほう)世界(せかい)の薬の元締(もとじめ)、薬師(やくし)如来(にょらい)も昭覧(しょうらん)あれど、 ホホ敬(うやま)って、うゐろうは、いらっしゃりませぬか。(終)

 

 

 

長い、、、でもこれを暗記している人がたくさんいるんです。

 

 

本当に夢を追いかけたいなら、嫌いな練習こそ進んでやるべきです。

目標は3ヶ月。3ヶ月で完璧に覚えましょう

 

 

声優デビューの仕方を本格的に学ぶなら日本一戦略的な声優養成所 Future eggsまで!

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