「声優はギャラが低い」は大きな間違い!?知らないと損をする声優としての生き残り方
声優のギャラが低いのはなぜか?
声優になりたい、だけど声優ってギャラが低くてそれでは食べていけない...
このようなイメージを持っている方がたくさんいるのではないでしょうか。
確かに声優の平均給与の相場は約12万、ベテランでも20万円代などと言われており、
専門職の中で声優の給与の水準は極めて低いです。
なんだ!やっぱり低いんじゃないか、この嘘つき!!
まあまあ、少し話を聞いてください。
では、逆に声優の給与水準が低い理由はなんでだと思いますか?
1つは、声優を志望する人の人口が多いこと、
もう1つはそのほとんどが「代えの効く存在」であるからです。
代えの効く存在とはどういうことか。
例えば、あなたがアニメ声優になりたい若手声優だったとします。
あなたを声優として使わなければいけない理由をあげることができますか?
この質問に対してすぐに答えを出せないのでしたらあなたは「代えの効く存在」であるということです。
つまり、あなたの代わりがたくさんいるということ。
するとキャスティング側はどうするか。どんどん値切りをしはじめます。
そりゃあそうでしょう、誰を使っても同じならできるだけ安くで仕事をしてもらえる方がいいのですから。キャスティング側はなにも悪くありませんよ。
現時点で世の中の声優志望のほとんどが代えの効く存在になってしまっているのです。
では、そうなってしまった理由はどこにあるのでしょうか?
代えの効く声優が世に溢れている理由
世の中に代えの効く声優しかいない理由は次の3つです。
- 演技ができれば食べていけると思っている
- 演技がワンパターン
- 無個性or自己PRができない
1:演技ができれば食べていけると思っている
演技ができれば声優として食べていけると思っている人、これがほとんどです。
演技だけを練習して演技がうまければ、声優として食べていけるんだ!
って思っている人にボソッと言いたいです。
(いや、演技が上手いのはあたり前ですって...)
演技でお金もらっているんでしょう、演技がて下手でどうして仕事ができるのですか。
演技が上手いというのは声優として最低限のことです。
逆にこれができなければ声優としてのステージにも上がることはできません。
演技を見たプロデューサーが「おぉっ」と思うレベルであれば可能性はあるかもしれませんが、そこそこ演技が上手いだけの人が演技だけで勝ち上がろうとするには後何十年かかりますか。
「そこそこうまい」人は世の中に腐るほどいるのです。
その集団の中に属するということは、あなたは「あなた」ではなく...
「そこそこ演技のうまい大勢の声優の中の1人」
でしかみてもらえないわけです。現場からも覚えてもらえず、「その他大勢」扱いです。
2:演技がワンパターン
もう1つのパターンが、演技はある程度できても引き出しがない人です。
「こいつ、いつもこの演技だなぁ、、、」
自主練習を頑張る人に見られやすい現象でもありますね、毎日やっている練習のクセが体に染み付いて演技のレパートリーが少なくなる。
もちろん、声とか演技とかに個性がバリバリあって、それを売りにしているなら全然構わないんですよ。
問題なのは無意識のうちに演技がワンパターンになっていることです。
抑揚、声の大きさ、息の使い方...1つの演技でも表現方法は無限にあると思うのです。
でも、自分の中で演技を調節するスイッチが「声の大きさ」しかなかったら、それだけ演技の幅は狭まります。
いかに演技を調節するスイッチの数を増やせるかがポイントです。これは日々意識してトレーニングしていないと身につかないです。頑張ってくださいね。
3:無個性or自己PRができない
無個性or個性があっても自己PRができない人は、代えの効く存在になりやすいです。
先ほどは演技の幅という意味で、「演技のスイッチ」と言いましたが、今度は「人間の幅」ですね。
アドリブがめっちゃうまい、中国語が話せる、ゴルフが大好き、盆栽を家で育てている...など、あなた自身の特徴を前面に押し出していかなければなりません。
例えば、中国語が話せる場合でしたらそれだけで中国人役のお仕事が回ってくるかもしれません。
「声優の演技」で日本一になるのと「中国人役の声優」で日本一になること、どちらが簡単ですか?
個性があってもそれを外部にPRできないならば、個性がないのと同じです。
いかに自分の個性に価値をつけるか、同じ個性を持っている人が少なければ少ないほど、
あなたは「代えの効かない存在」になれるのです。
まとめ
いかがでしたか、
声優として活躍するには技術だけではなくプラスアルファの何かが必要であることがわかりましたね。
今日のまとめは、
- 演技の技術があれば売れるという考えは捨てよう
- できる演技の幅を増やしておこう
- プラスアルファの個性を見つけて、それをどんどんPRしていこう
です。
制作側がどうしても使いたい「代えの効かない存在」になれれば、
値切りをされることがなくなるわけです。
そしたら自ずと給与は上がっていくでしょう。
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